こんにちは。
最近、政治家が、なんらかの施策のために、
何億円の予算をつけました。
というニュースを見ると、無条件で嫌な気持ちになります。
予算の9割程度が、政治家や公務員、
そして政商達に中抜きされるのだと確信してしまうからです。
コロナやオリンピックで金の問題が発覚し、
同じ様に感じる方が増えたように見受けられます。
どの議員が、中抜きのキーパーソンになっているのかは、
少し調べれば容易にわかるのですが、
そういう人達が次の選挙で落選するビジョンは全く見えません。
次も必ず当選して活動を続ける事でしょう。
国会議員を決める衆議院選挙で並立的に用いられている、
小選挙区制という選挙の仕組みですが、
全国の選挙権を持つ99%の人が、落選して欲しいと願っているような議員であっても、
地元の1%の人の票さえ固めてしまえば、
当選してしまう仕組みとなっています。
国政を担う国会議員を決める選挙なのですが、
地域の意見を個別に収集するのみであり、
全国の大きな民意は一切汲み上げません。
語弊を恐れずに申し上げると、
地域のワガママを集合させると国の運営が正常にできる。
という理論の元に行われている選挙方式と言えます。
それで上手く行くなら良いのですが、現実を見ると、
地方への組織的な一斉移住が発生したり、
身内びいきの中抜き談合が横行したりしているわけです。
全国の1%程度の支持しか反映されていない議員が当選するというのは、
民主主義的なのでしょうか?
合憲なのかどうかさえ疑問です。
この仕組みを決めたのが政治家なのも微妙ですし、
司法も合憲と認めたようですが、
判決の理由を見ても、私の疑問は払拭されません・・。
現在の国政選挙の仕組みは、
地域意見に偏りすぎており、国民総意の反映が極めて希薄であると言えます。
そのような選挙の仕組みが、
国民の政治への無力感を募らせる一因になっていると感じずにはいられません。
現代はテクノロジーが飛躍的に進歩しています。
多少複雑な仕組みでも選挙を成立させる事は可能なのですから、
より正確に素早く民意を反映させる選挙の仕組みを模索すべきかと思います。
ではでは。