こんにちは。
電通の過労自殺は、当時、派手に取り上げられましたね。
最近、5年経ったという事で、再びニュースに取り上げられてますが、
社会に与えた影響はどうだったのか、実体験より一例を。
当時、従業員の多い企業にお世話になっていたのですが、
入社当時は、毎日終電帰りで、定時って何よ?という感じでした。
入社当時から、社会の目に非常に敏感な企業だとは感じてはいたのですが、
この事件の直後から、労働環境の改善に強い姿勢で取り組むようになりました。
変化は非常に速やかでした。
深夜にはオフィスが消灯され、
日常的な深夜残業する人は、ほぼいなくなりました。
また、有給取らない人がいるとその上司が怒られるようになり、
頼むから有給とってくれ。と。そういう感じになりました。
毎日、そんな遅くならず帰れるし、非常に体が楽になりました。
労働環境の改善は、その後も継続的に行われ、
数年後には、あれ?もしかしたらホワイト企業じゃない?と感じるまでになっていました。
何か事件が起こらないと、変えられない体質というのは、
考えさせられますけれども、きちんと対応できる事は素晴らしい事だな。と感じております。
ただ、これは、どちらかというと珍しいケースらしく、
そうはなってない会社も多くあると聞いております。
願わくば、世論にあまり見張られる事のない中小地方企業などまで、労働環境改善の波が行き渡る事を願います。
また、労基が健全に動ける環境が整う事を願います。
最後に、真面目で頑張り過ぎてしまった方々へ、ご冥福をお祈り申し上げます。
ではでは。