お盆玉は、いつ出来て、誰が広めたのだろうと思い、少し調べてみました。
調査理由は、2017夏、実家に帰ると、妹から『お盆玉』についての相談を受けた事がきっかけで、去年は特に無かったのに、いきなり聞かれて戸惑ったからです。
お盆玉?ポケモンでいう金のたまの事?と、お茶を濁そうか迷いました。
しかし、年に数回の貴重な親戚づきあいですし、子供も喜ぶなら良いか。と言う事で、相談の結果、甥っ子姪っ子におじちゃん印のお盆玉を配る流れとなりました。
お盆玉とは一体何か?
ある企業が商標を取っているワードのようです。
お盆玉とは・・・・
お盆に田舎に帰省した子どもや孫、また祖父母にお小遣いをあげるという新しい習慣を広げる為に、2010年より夏の風物詩をデザイしたポチ袋を「お盆玉」として販売を始めました。
「お盆玉」の名称はマルアイで作った造語で、商標登録をされています。
引用先
お盆玉(2014年)|マルアイ
お盆にお小遣いをあげる。という事のようですが、誰が誰にあげるという部分に関しては、いろんな解釈ができそうです。
- じいちゃんばあちゃんが、子や孫に小遣いをあげる
- (誰かが)じいちゃんばあちゃんに小遣いをあげる
しかしながら、どちらのパターンも、じいちゃんばあちゃんと、誰か。という構図です。
私、孫はいません。姪がたくさんいますので、おじちゃんではありますが、じいちゃんではありません。
私に、ばあちゃんはいますので、私が、ばあちゃんにお盆玉を渡すというのであれば、上の文章からは外れないですね。
しかし、妹が私に相談してきたところを見ると、小遣いをあげる間柄は広く解釈されているのが実情のようです。
お盆玉はいつ始まったのか?
江戸時代からある、東北の風習が元のようです。歴史あるものらしいです。
実情からいうと、子供の頃に、お盆にじいちゃんばあちゃんの家に行くと、小遣いもらえましたので、そのお盆のお小遣いが、元になっていると思われます。
正月は親戚みんなからお年玉がもらえて、お盆はじいちゃんばあちゃんからだけお小遣いが貰える。という感じでした。
しかし、なぜ今更、お盆のお小遣いに、「お盆玉」なんて名前をつけるのか、という違和感を感じます。
お年玉と同じく、親戚全員から配る方向に持っていきたい人がいらっしゃるのでしょうか。
お盆玉とは誰が広めているのか?
マルアイさんが「お盆玉」という言葉を商標登録した。というのが発端なのでしょうが、これが2010年の話です。その頃は聞いた事もない言葉でした。
下のまとめ記事によると、2014年に郵便局がお盆玉のポチ袋を販売開始したようです
郵便局にいった際、窓口で何やら見慣れぬものが売られているのを発見。お年玉袋サイズのポチ袋だが、よく見ると「お盆玉」もしくは「おぼんだま」と書いてある。
全国にある郵便局がお盆玉ポチ袋の販売を開始した事から、「お盆玉」という言葉の認知度アップが始まったようです。
2016年の夏には、妹はまだ、その話をしなかった。
そして、2017年夏、妹から「お盆玉」という言葉を聞きました。
その妹はどこから知ったのかと言うと「テレビでやってた。また、イオンでお盆玉ポチ袋を売っていた。」と話しておりました。
妹の話から、メディアが取り扱っており、販売店もお盆玉ポチ袋を取り扱っているため、お盆玉が広がっている。と推測する事ができます。
メディアが取り扱っている事については間違いはなく、yahooトップにも載るようなニュースになってます。
『お盆玉』、じわり浸透」。あおぞら銀行がこのほど発表した調査によると、お盆シーズンに帰省した子や孫にお小遣いをあげる「お盆玉」という言葉を知っているシニア層の割合は3割弱に上った。実際にあげる予定の人も31.6%で、金額は平均5900円だった。
同行はシニアの暮らしぶりなどに関する調査を2014年から毎年実施。今年は6月に55~74歳の男女約2000人に行った。それによると、お盆玉を知っているとの回答は28.9%で、前年の16.6%から大きく伸びた。
こちらの記事によると2017年の時点で、認知度は28.9%との事、3割弱なので、そこまで認知度が高いというわけではなさそうです。
しかし、2016年では16.6%だったので、認知度57%UP。伸び率は激しい。
2〜3年後には、ほぼ広まりきってるのではないでしょうか。
時事通信さんの記事見ても、調査対象は、55歳〜74歳の男女となっており、おそらく、じいちゃんばあちゃんと孫という想定なのでしょうが、実情はじいちゃんばあちゃんだけでなく、親戚全体が、小遣いをあげる対象に含まれているという感じです。
今の子供は良いですね。夏と冬に玉が貰えるなんて・・!
まとめ
お盆玉とは、お盆にあげる小遣いの事。お盆にあげるお年玉。
「お盆玉」と言う言葉は2010年にマルアイと言う企業が作って、商標登録をした。
本来、祖父母と孫での金銭のやり取りのみ、と言う意味あいでありましたが、実情としては親戚が子供に小遣いをあげると言う感じになっている。
2014年、郵便局がお盆玉のポチ袋の扱いをはじめ、またメディアも報道する事で、認知され始める
2016年〜2017年と年を追うごとに認知度アップとメディアが報じる。
2017年には、様々な企業がお盆玉キャンペーンを開いている。yahooトップにも関連ニュースが掲載
あとがき
2014年頃から、メディアと郵便局が扱った事で認知度が一気にアップしているようですが、郵便局がお盆玉ぽち袋売って儲かるのでしょうか。
どこかが二次的に儲かるのかな?って考えると、子供の小遣いと言うと、やはり「おもちゃ」となりますでしょうか。
イオンは儲かりそうですね。おもちゃコーナーもありますし。イオンモールではお盆玉イベントをやったりもするようです。
【店舗限定!AEON MALL(イオンモール)お盆玉イベントで「夏の福箱」販売します!】
お小遣いもらったら、それで外食する子供もいらっしゃるんですかね。子供って言っても高校生や大学生いますから、そう言う事なのでしょうか。