初めに
昭和元禄落語心中 2期12話 最終回 の感想となります。
話の作りが深い本作ですが、最後まで色々と悩ませてくれる良い話でした。
ネタバレいっぱいですので、大丈夫な方のみどうぞ。
17回忌との事
菊比古さんが死んでから17年か18年?経ったお話です。
信之助が立派な大人になってました。
若手落語家に育っているようです。
信之助は、小夏と菊比古の子供説浮上
学者の人が、信之助は、もしかして、
小夏と菊比古さんとの子供なんじゃないか?
という意味の言葉を、小夏さんに投げかけていました。
どうでしょうか?
信之助の、くせ毛がヤクザの親分とそっくりです。
菊比古さんはサラサラストレート。
小夏さんもストレートですから。
ストレート × ストレート = ストレート
パーマの子は生まれてこないでしょう。
さすがに、信之助が自分でパーマかけた。という事はないでしょう。
突然変異やら隔世遺伝やらのイレギュラーは考えられますが、
トリックが必要な所でもないので、突飛すぎます。
やはり、素直に遺伝的特徴を根拠として捉えるべきと考えます。
くせ毛で見た目も、ヤクザの親分のそっくり。
これで確定だと思います。
もし違ったら、2期の3話は一体何だったんだ・・と。
学者の人が話した時に、小夏さんが思わせぶりな反応だったのは、
信之助の箔がつくとか思ったのじゃないでしょうか。
実際、最終話の盛り上がりポイントの一つになりましたし、効果はてき面だったように思います。
菊比古さん死んだ時に、あの世で1人だけ生きている人を呼べる席に、
信之助が来ていたのは気になりますが、菊比古には、小夏の他には誰もいません。
小夏は助六さんが既に呼んでいましたし、信之助が呼ばれるのは自然だと思います。
可愛い落語に熱心な孫みたいなものでしょう。
菊比古の最後の時の縁側での小夏とのやり取りは、
あんな親子風味な感じにはならないのではないかと思います。
信之助は、小夏とヤクザの親分との子供だと思います。
確信度は99%です。
松田さん95歳
前話で三途の河に登場した松田さん。
生きていた!
三途の河の記憶はあるようですが、生きているようです。
95歳。ある意味超人です。
エンディングは落語で締める
落語を流し、スタッフロールが流れる。
いい演出です。この作品だからできる演出。
落語心中は、かなり面白かったです。
話の作り込みが一段深い。
見てない方は、見るのをお勧めします。
もちろん1期から。