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昭和元禄落語心中、面白いです。
静かな雰囲気なのですが、感情表現が見事で
表情、セリフで深い所を突いてくる感じです。
最終話直前となり、11話とても良かったので、
単発ではありますが、感想の方失礼いたします。
がっつりネタバレあります。
これから見る人は、見てから読む事をお勧めいたします。
11話の感想
冒頭から、助六さんと死後の世界で会話。
「手っ取り早く言えば、お前さんは、死んだんだ」
八雲さん、10話のあの後、往生したという説明を頂きます。
あの優しさに溢れるシチュエーションから往生とか、
とことん一人になる事が許されない人だったのですね。
八雲さんは、くすぐったさMAXな、とても不器用な生き方をしているように見えましたが、結末は人に囲まれて大往生。
江戸時代のような雰囲気の
死後の世界が描かれていて、その表現が妙にリアル。
三途の河は誰でもすぐに渡れるわけではなく、
すぐに渡れない人達で社会生活が営まれているようでした。
助六さんも、その嫁さんのみよ吉さんも落ち着いていて、
死んでからも人は成長するのだな。と。
助六さん、最初ニコニコした能面みたいな印象を受けましたが、
嫁さん絡みで顔を崩す。
「さっ、吉原なんてやめて、久々の再会をお祝いしましょ!」
と、肩をたたかれたところの助六の笑顔が、また良いです。
また、助六さんと八雲さんの、ゆびきりのシーンの
助六さんの「うん」
で、あったまりました。
今話は、いつもに輪をかけて重たいセリフ連発でした。
みよ吉
「たった一人にすがんじゃなくて
みんなと上手に頼りあって生きなきゃいけなかったの」
八雲
「正しい人間なんざどこにもいません
だからこそ
しとは己を愛して わをたて
そういうのが美しいんです」
みにつまされるというか、やたらと、しみる。
こういうセリフを自然に連発できるのが、この昭和元禄落語心中
の魅力の1つ。だと思います。
落語がテーマという事もあり、
とにかく、セリフが多いアニメですが、
しみる重たいセリフが多いです。
また表情の変化の見せ方も上手です。
今回は、助六さんが、
寄せを始める前の一瞬だけ見せた、イケメン顔にドキドキしました。
次週ラストですね。
今話で、ひとまず八雲さんは一区切りついたような気がします。
最終話予告 信之助の話なのでしょうかね
公式の予告が一番詳しいです。
どういうラストになるのか非常に楽しみです!
信之助(青年期)役は小野友樹さんがご担当いたします!
舞台は15年後ーー。成長した信ちゃんの姿を是非お見届けください。
<第12話あらすじ>
あれから、早15年――。与太郎と小夏の子ども、信之助は二つ目に、小雪は高校生になった。
落語と心中しようとした者、落語に自分を捧げようとした者……数奇な縁が紡いだ物語は、確実に次代へと繋がっていた。
菊比古、助六、八雲の名を受け継いだ者たちは、どのような想いを胸に秘め、落語と向き合っていくのだろうか。
昭和元禄落語心中、いよいよお開きの時間が近づいて参りました。
引用
NEWS|アニメ「昭和元禄落語心中」